中国人とは愛を語れない!/河添恵子 [時々読書]
中国に留学経験もある作者の、通訳者として関わってきた中国の姿を綴った本です。
タイトルのインパクトに押されて、読み始めました。(イラストも、インパクト強いですね)
昨今問題視され続けている「食の安全」や、
空前のバブル期と言われている中国経済についての作者なりの会見や、
壮絶なお受験戦争に晒されている、裕福層の子供たちの学校や家庭生活について、
更には、
そもそもの中国人の持つキャラクターとは、どういったものか、とか。
中国の歴史とは、そもそもどういう動きの繰り返しであったのか、とか。
個人目線から、民族性や歴史的背景に至るまで、
読みやすく理解しやすい文体で綴られています。
世間一般で取り沙汰されている中国とは、また少し違った印象を受けると思います。
テレビニュースに取り上げられる中国も、ほんの一面。
この本に書かれている中国も、やはりほんの一面。
そういう一面を沢山繋ぎ合わせて、多角的に理解していこうとする材料にはなると思います。
ただ、いえる事があるとすれば、
中国人と日本人は、そもそも考え方が違います。
という事でしょうか。
2010-09-03 00:00
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