祖国とは国語/藤原正彦 [時々読書]
国家の根幹は、国語教育にかかっている。
論理性、情緒性、語学力等々、必要になるのは絶対的な国語力。
外国語が喋られる事が偉いのではない、
その外国語をもってして、自分が何を伝えたいのか。
伝達能力を鍛える為の、国語力であり、外国語という手段である。
ゆとり教育に警鐘を鳴らし、
そこから見えてくる個人としての弊害や、国家としての深刻な問題点を指摘しています。
これは国際派の数学者としての見解。
かと思えば、数学者だからこそ(?)こんな会話が家庭内で生まれるのか、
ユーモラスでもあり、ただの屁理屈じゃん、と思うようなある意味知的な家族の会話。
よそ様にとっては、別にどうでもいいですよ~な砕けた語り口の軽い草稿も載っています。
パラパラと読める本なので、時間が空いた時や通勤通学の途中に読むと楽しいかもしれません。
2010-09-20 00:00
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