ニセモノ師たち/中島誠之助 [時々読書]
お宝鑑定団でもお馴染み、骨董鑑定士の中島誠之助さんの本です。
骨董品については、はっきり言ってよく分かりませんが、
美術館なんかの特別展でやってくる焼き物や、
瀬戸物や西洋食器は大好きです。
この本では、著者が触れてきた数々の名品についての見解や、
テレビ等で携わってきたお仕事の話や、
自身の骨董買い物について、色々書かれています。
ホンモノがあれば、当然世の中にはニセモノも溢れているわけで、
そういた物の見分け方やら、
そもそも何故ニモセノが出現するのか、とか、
そういう物に引っかかってしまう人たちの特徴とか、
或いは、修復師たちの数々のワザとか、
多岐にわたって語られています。
骨董の世界がとても奥深い物である事はよく分かりました。
そもそも、骨董品に値段を付ける、更にはそれを売買して儲けるなんて事を考える事態、
お粗末な話みたいです。
その人が、良いと思えば、その品は良い。
要は思い入れの問題みたいです。
今持っているものが、ホンモノかニセモノかという事を追及するよりも、それを大事にする方がよっぽど大切なんですね。
2010-09-21 00:00
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